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運動プログラムは、筋肉、身体機能を改善しました

 myasthenia gravis newsに、MG患者の運動と筋肉についての研究に関する報告が載っていました。 Exercise Program Improved Muscle, Physical Function MGと診断された場合に、医師から運動について指導されることがあると思いますが、これについては医師の独自の方針によるところが多いようで、日本ではガイドラインなどがあるわけではないようです。 この報告によると「身体運動は安全で効果的であり、MGが十分に調節されている患者にとって適切です」とされています。ただし、MGの症状が安定してコントロールされている患者さんに限定して言えることのようで、そうでないMG患者についてはリスクがあるかもしれません。 なお、この報告で1点だけ気になったのが、 「研究者が患者を週の中央値より上または下で運動したかどうかによって2つのグループに分けたとき、彼らはより多く運動した患者が腕のより多くの筋肉量も失うことを発見しました。」 というコメントです。 これによると、運動量が多いグループの方が腕の筋肉量を多く失うとあり、これをどう解釈して良いのか分かりませんでした。 総論としては、症状が安定しているMG患者に推奨されるようですが、筋肉が失われるという結果をどう解釈して良いのか、モヤモヤが残るところです。

デカルト-08というCART細胞療法により、MGの症状が緩和された

 myasthenia gravis newsに、新たな治療方法の研究に関する報告が載っていました。 CAR T-cell Therapy Descartes-08 Eased MG Symptoms 治験中のCART細胞療法であるデカルト-08によって、第1/2相臨床試験に参加した3人の患者の重症筋無力症(MG)が症状を著しく緩和したとのこです。 ただし、3人の症状が緩和したに過ぎないため、研究の成果としては非常に弱いものとなります。 CART細胞療法は、患者自身のT細胞を取り出し、遺伝子医療の技術を用いてCAR(キメラ抗原受容体)と呼ばれる特殊なたんぱく質を作り出すことができるよう、T細胞を改変します。CARは、がん細胞などの表面に発現する特定の抗原を認識し、攻撃するように設計されており、CARを作り出すことができるようになったT細胞をCART細胞と呼びます。このCART細胞を患者さんに投与することにより、治療するのがCART療法です。 デカルト-08では、T細胞はB細胞成熟抗原(BCMA)と呼ばれるタンパク質を標的とするCARで修飾されています。BCMAは、MGで重要な役割を果たすと考えられている成熟B細胞に由来する抗体産生免疫細胞の一種である形質細胞の表面に見られます。したがって、デカルト-08の目的は、BCMAを標的とするCART細胞を使用して、これらの疾患を引き起こす免疫細胞を殺すことです。 このように、デカルト-08では、CART細胞を利用して、MGを引き起こす免疫細胞を抑制することで、MGの症状が緩和されることが期待できるようです。